一般的な時間貸し駐車場では、入庫車両は入口ゲートで駐車券を受け取るため停止し、出庫時にも料金精算のため出口ゲートで停止することから、出入口付近で慢性的な渋滞を引き起こしてきました。
これは収容台数の多い駐車場ほど顕著に現れ、利用者への心理的負担のみならず、周辺道路の交通渋滞や排気ガスによる環境汚染の原因として改善が叫ばれてきたものです。
また、これまでの立体駐車場では、利便性の高い下層階から先に満車となり、下層階の車室に入庫する車による駐車場内の車路渋滞も発生していました。
「ゲートレス、階層別料金システム」では、利便性が低いとされる上層階を安い料金にすることにより、上層階の利用率を飛躍的に向上させ、駐車場全体の車の流れをスムーズにすることが可能となりました。 |